サイボーグの眼(人工眼内レンズと暮らす日々)

レーシックじゃなくても後遺症(まだ調節視機能も残っていたにも関わらず白内障手術をしてしまい屈折矯正手術はしないほうが良いと思っている奴の記録です。コンタクトレンズの紹介なんかもあります)mail:hiand4@yahoo.co.jp

人工化?再生?融合?

IPS細胞の活用による再生医療の話題が活発だ。

一方で生体を人工物と置き換える技術もすすんでいる。

またそれらを融合させる研究が進んでいるのも事実だ。

けどいつになったら実用化されるのか待ち遠しい人たちも多いことだろう。

実際、僕の義弟は難病を抱えている。目に影響が出ているため片眼はほとんど見えない。

見える方も矯正視力で0.2~0.3位。大変不便な中で生活している。

それに比べたら僕の視機能の問題なんてとるに足らないことだけど・・・

過日、義弟が通っている某超有名大学病院でIPS細胞再生医療による治療の可能性を尋ねたら、そういう研究はうちではやっていない とあっさり言われたそうですごく落ち込んでいた。

科学や医療の進歩を心待ちにしている患者さんは少なくないはずだと思う。

ただ、医師や技術者はもちろん病気に向き合ってほしいけど、人間を相手にしていることを忘れないでほしい。

患者に向かってそっけなく「うちではやってません」とか、「あなたがそう言ったでしょ」とか、少しでも患者のことを考えたら簡単には言えない言葉だと思う。

医師のもとに訪れる人たちは「来たくて」「来ている」人たちじゃないから。「来なければならない理由」がある人たちなのだから。

「治してやっってるんだから」みたいな態度をとられた人たちって決して少なくないと思うよ。

でも、そんな人たちにでもすがるしかないんだから。

中には違う医師もいると思う。そうった人たちが少しでも「人間」として「患者」を診てくれたらと思う。

人工化でも再生でも融合でもいい。結果がほしい。早くほしい。

そして、そう願わなければならない人たちが少しでも減ってほしい。

屈折矯正手術・・・早まってはいけないよ。