サイボーグの眼(人工眼内レンズと暮らす日々)

レーシックじゃなくても後遺症(まだ調節視機能も残っていたにも関わらず白内障手術をしてしまい屈折矯正手術はしないほうが良いと思っている奴の記録です。コンタクトレンズの紹介なんかもあります)mail:hiand4@yahoo.co.jp

 えっと、記事を更新するのは1ヶ月ぶりですね。

 たまに、ここの記事に辿りついてコメントをくださったりする方がいらっしゃるのでまあ、自分の記事が読まれていて(アクセス解析を見れば何回くらい読まれているかはわかりますが)少しは届いているのかなと思うとちょっと嬉しいです。

 仕事辞めてから半年が過ぎました。まあ、心の平穏は保たれています。毎日書類の山と向き合っていた頃、上手く見ることができなくなっていた自分に不安を覚え毎日がストレスだった日々に比べるとホント楽になっています。

 最近では手術をしなかった方の眼ににコンタクトレンズを入れる回数も少なくなりました。集中して書類に目を落とす必要が無くなったので・・・

 あんなに嫌だった車の運転も少しずつですがストレスが減ってきています。(相変わらず夜間の運転はスターバーストがひどくストレス溜まりまくりですが)

 

 そして、なんと今日は映画を見に行ってきました。

ライオン(25年目のただいま)です。細かなストーリー解説は控えますが昨年のアカデミー賞候補です。(昨年のアカデミー賞受賞作品はみてませんが)とても良い作品だと思います。実話に基づいた映画で約2時間の上映中何回も涙ぐんでしまいました。静かな流れの映画ですが心の中にしみ込んできます。ぜひご覧になってください。

 自分の生活からストレスが少し減ってきた分何かをしてみようという余裕も生まれてきたようです。

 でも、映画を見ながらも時々「手術前の方が良かったたぁ」と思ってしまう自分がいるのも事実です。

 過日、遮光レンズとやらを試しに眼科へ行ってきました。東京お茶の水にある大きな眼科医院です。

 技能士さんが親切丁寧に遮光レンズ選びに付き合ってくれましたが結局自分の悩みを解決するには至りませんでした。

 何回かその眼科へは通っていますが、まあこの目の状態が自分にとって改善することはないのだろうということへ納得させられつつあります。

 諦めがストレス軽減へとつながっているのだと勝手に解釈しています。

自分は定年間近で白内障手術をしました。矯正視力(この言葉は嫌いです)は十分でした。

 だから後悔が大きいんです。自分の知り合いで五十台前半の方ですが突然白内障になった方がいます。時間単位で白内障が進行し見えなくなっていくのです。さっきまで見えていたものが見えなくなる不安と恐怖。なかなか言い表せません。

 その方は手術で劇的に見えるようになって大変喜んでいたそうです。

 見えなくなってからの白内障手術は本当に喜びが大きいようです。

 そうでない人が最近増えている気がします。

 最近、ついでの診察で「白内障がありますね」と言われて手術を勧められ言われるがままに手術。などというケースが増えているのではないかと危惧します。

 自分のおばがそうでした。

夫の眼の診察に行ったついでに自分も見てもらい医師から「白内障がありますね」で手術。自分に自覚症状があったわけではないのです。

 いま、この記事を読んでいるあなた、もしかしたら自分に自覚症状(結構な見辛さ)が無いのに「白内障です」と言われて検索したらここに辿りついた方ですか?

 自覚症状がなかったら手術は勧めません。絶対に・・・

だって、自覚症状がない=見えている=生活に不自由はない ということでしょう?

ローリスクの手術で相手が高齢者(人生に先が見えているのであまり文句を言わない)だとくれば病院にとって良い儲け口です。

 繰り返します。白内障手術は最大級人類に貢献している手術です。だけど見えているなら、手術以外の方法で見ることができるなら手術は先に延ばしましょう。命にかかわることもないのですから。

 インターネットでなんでも情報を得ることができる時代になりました。何が正しい情報なのかそのその見極め能力が必要です。

 「白内障手術 失敗」で検索すれば少なくないヒットがあると思います。

人は、自分が見たいものしか見ない と言います。

見たくないもの(事)にも目を向けるようにする必要があるのでしょう。

手術をするならしっかりと見極めたうえでするべきです。手術は何かを装着するのとはわけが違います。

 どんなに軽い手術でも手術は手術です不可塑、不可逆です。

 手術は悩んで悩んで悩んで辞める位の気持ちを持って考えたほうが良いです。

 100%安心・安全なんて世の中には存在しないのですから。

 「自分だけは大丈夫」なんてことは努々(ゆめゆめ)思わないことが大切です。

 

 今日は映画を見て少し活力をもらったのでなんか強そうなことを書いてしまいました。

 また近々観に行こうかと思います。レポートします。