サイボーグの眼(人工眼内レンズと暮らす日々)

レーシックじゃなくても後遺症(まだ調節視機能も残っていたにも関わらず白内障手術をしてしまい屈折矯正手術はしないほうが良いと思っている奴の記録です。コンタクトレンズの紹介なんかもあります)mail:hiand4@yahoo.co.jp

老眼は病気じゃない(前にも書いたけど)

久しぶりに記事を更新します。

前回の更新から状況が改善したわけではないですが、なんとなく書く気になれたので・・

で、前回の更新から特に何か変わったと言えば家族とに死別がありました。

去年の今頃だったらこの状況に耐えられなかったかもしれませんが今は記事を更新するくらいの気力が取敢えずあります。

前回から今までの間にコメントを残してくれたり、メールをくださったり、ご心配をいただきました。

また、メールをいただいたにも関わらず返信をしていなかったことを申し訳なく思っております。この場を借りてお詫びいたします。そして、メールやコメントから大きな力をいただきました。ありがとうございます。

 

さて、表題の「老眼は病気じゃない」ですが、なんでこんなタイトルかと言いますと、最近HP上では「老眼治療」なる言葉を見かけるからです。

まるで、老眼は「悪いもの」だから治す=治療しなければならないものと間違った捉えられ方をしてはいないかと心配だからです。

自分がそうであったように。

始まりは「白内障」でした。白内障は見え方に問題が生じるので治療が必要です。

でもさほど進行していない白内障は手術の必要なんか無いんです。

医師から「白内障がありますね。まあ白内障は手術で良くなりますから」と言われれば「早めに手術した方が得かも」っと思ってしまいますよね。

そして、さほど進行していないにも関わらずなんとなく手術の方向へと進み始めるんです。

また、加齢から「硝子体剥離(しょうしたいはくり)」や「老眼」や「強度の近視」などの話が加わりいつの間にか「白内障」の手術から「水晶体交換術」へと変化したのです。白内障があれば単焦点眼内レンズ交換術なら保険適用になりますし。この時点で調べる人はネットなんかで検索して多焦点レンズの存在なども知ることになるでしょう。

自分が定期的に通っていた眼科医の待合室には紹介医療機関に有名なT大学付ぞく病院や〇〇総合病院などなんとなく誰が見ても安心できるような名前が掲げられています。

いつの間にか「手術すればなにもかも上手くいく」みたいな錯覚に自分が支配されていたように思います。

周りにもちらほらと手術経験者がいましたし「白内障手術は安全」(レーシックと同じですね)とネット上でも太鼓判です。

それに、病院(敢えて「病院」)は患者(老眼は病気じゃないと思うけど)のためにいろんな判断をしてくれるものと頭から信じて疑わない自分がいました。

でも、冷静に振り返ってみれば人気医療ドラマには必ずと言って良いほど「病院の経営」の話があります。

そうなんです。病院は、治療=商品で、ペイバックの高い商品が好まれるわけです。当然リスクの高い商品はあまり販売しませんが、リスクが低くてそれなりのリターンがある商品は率先して販売したくなるのも無理はありません。

水晶体交換術は確かに安全性の高い商品でしょう。

では、満足度は?

走らなくなった車は買い替える必要があります。(乗らないという選択肢もありますが)

でもまあちょっと型は古いし燃費は悪いけどまだ十分に走れる車を買い替えなければならない必然性を感じる人は少ないのではないかと思います。

 

確かに「白内障」は多少あるかも知れませんが手術の必要性がないにも関わらず手術をした方が良いかの様に誘導されている人が少なからずいるのではないかと思うのです。

だって、病院は多くの商品を売らなければなりませんから。

買い替えた車を運転して「前の車の方が運転しやすかった」なんてちょっとでもおもった人は多くいらっしゃることと思います。

 

話が大きくそれてしまいましたが「老眼」は病気ではありません。

また、話はそれますが「視力」って言葉もきらいです。力があるとか無いとか。せめて視度とかがいいかな。

だから、「老眼治療」は不要です。

このブログで一貫して言ってます。視度をメガネで調整(矯正って言葉も嫌いです)できるなら絶対に手術しない方が良いです。

手術後ちょうど1年3カ月が経ちました。未だに見え方には慣れません。

でも一応生活しています。(仕事は辞めましたが)

今後どうなるか不明ですが折に触れ更新はしていきたいと思います。

いつの間にか閲覧数も4万件間近です。

多くの人に「手術を考えなおす機会」になってもらえれば幸いです。

 

さっさか手術を勧める眼科では手術をしてはいけませんよ。