サイボーグの眼(人工眼内レンズと暮らす日々)

レーシックじゃなくても後遺症(まだ調節視機能も残っていたにも関わらず白内障手術をしてしまい屈折矯正手術はしないほうが良いと思っている奴の記録です。コンタクトレンズの紹介なんかもあります)mail:hiand4@yahoo.co.jp

優しさに気づく

改めて職場の同僚の優しさに気付いた。

手術後不調にあえいでいると、

はやく帰ったほうがいいよ。残りは、やっておくから、

などなど暖かく言葉をかけてもらった。

12月は後半ほとんど休みをもらった。

1月は松が明けてから一応全勤務日出勤。

2月は3日有給。

なかなか2週間連続で勤務できない。「見えない」ことで心が折れる

目に映る全てのことに「非現実感」を訴えていたとき、「無理だ」って吐いたら、隣の同僚が、「昨日よりずっと仕事に集中できていたよ」「これが自信につながるんじゃないか?」

と言ってくれた。

「頑張れ」なんて言葉よりずっと励ましになった。

「慣れるのは難しいと思うけど、見たこと、やったことを記憶に一つ一つ上書きしていくことで自信につながると思うよ。」

と言葉をくれた。

義父が「黒いくっきりとした点が時間とともに薄まればいいし、きっと薄まっていくよ」と言ってくれた言葉も思い出した。

現実は消えないし、過去には戻れない。でも明日はやってくる。

この世から自分が消滅しない限りやってくる明日に臨まなければならない。

そんな自分に、二人の言葉はとても大きかった。

部下の一人は、黙って指示に従ってくれる。本当は自分の仕事ではないのに・・・。

別の部下は、メールなどの文字を大きめに示してくれる。

それだけで優しさが伝わってくる。

上司はまったくそんなそぶりさえない。

具合悪い顔して会議に出るくらいなら出ないで休んでていいよ。的に言われてしまう始末。

身体に不具合を生じて初めて知る周囲の気持ち。

優しさや冷たさ・・・

一時は退職も考えた。今は少し前向きになっている。